Windows10でdiskviewツールを使用して、MFTゾーンの容量確認をする方法
※mft(マスタファイルテーブル)とは ⇒ NTFSボリューム内にあるファイルインデックスのようなもの。 NTFS ボリューム上の各ファイルに対応するエントリが少なくとも 1 つずつ含まれる。
※mftゾーンとは ⇒ MFTサイズ用の予約領域。新しいファイルおよびディレクトリを作成したときなど、 MFT のサイズを増やす必要がある場合は、MFTゾーンから先に割り当てられるため、MFT の断片化が減少し、MFT のパフォーマンスが最適化される。
※diskviewツールはマイクロソフトよりダウンロード可能
1、以下のアイコンでdiskviewツールを起動する。
2、初回起動時は以下の画面が出るので「agree」を選択。
3、確認をしたいボリュームを選択。ここではCドライブとする。
4、リフレッシュボタンにて分析が始まるので、リフレッシュボタンを選択。
5、終わると分析できなかったファイル等出るが無視してOKを選択。
6、分析結果が出るが、分類分けが以下のようになっており、MFTゾーンに関する水色セルの部分を探す。これを見つけるのが一番大変かも・・・。 出力データをテキストへエクスポートも可能だが、ファイルサイズが大きいのでこれを解析するのも面倒。エクスポートファイル内をコマンドで検索条件を 付けて検索するのが一番かもしれません。「$MFT」等で検索。
7、見つけたら、その手前の青セルがMFTで使用している部分。水色の部分がMFTが割当可能な予約領域。
8、青セルをダブルクリックすると以下のような解析がでる。現在選択したセルの位置と、連続するクラスタの解析結果。
選択した位置が、81917番目のクラスタ。現状mftで使用しているクラスタ数は、disk上で見ると2つにわかれているが、その総和の81920個である。
ここで、気をつけてほしいのは、2つに分かれている1つ目のmftの部分と2つ目のmftの部分については、2つ目のmftの連続したデータがmftゾーンの
予約した領域を使用していることになる。よってmftゾーンを使用している部分は、2番目の54186〜81919のところで、クラスタ数が約27700個となる。
尚、1クラスタのサイズは、アロケーションユニットサイズ(標準は4096バイト)と同様である。
アロケーションユニットサイズの確認方法
9、あと、予約されてる部分のクラスタ個数は、水色の最初のセルと最後のセルを確認して比較することで確認可能。
ここでは、クラスタの個数は約27700個。よってMFTゾーンの全体サイズは、使用分の27700と予約分の27700を足して、
クラスタ約55000個分で、サイズは55000×4096=約200Mとなる。(200Mはデフォルト値)
MFTゾーンの設定値の確認・変更する方法